こんにちは、『あの街マーケット』の中島です。
今回は、兵庫県の土地価格の相場と市場の動向についてお話ししたいと思います。
兵庫県は、日本海と瀬戸内海に挟まれた多面的な魅力を持つ県です。
神戸市や西宮市などの都市部では、高級住宅や商業施設が立ち並び、活気ある暮らしができます。
一方で、淡路エリアや但馬エリアなどの地域では、豊かな自然や歴史文化に触れることができます。
そんな兵庫県の土地価格は、どれくらいなのでしょうか?
また、兵庫県の土地に投資するメリットや注意点は何でしょうか?
それでは、早速見ていきましょう!
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兵庫県の土地価格の平均と推移
2023年度の公示地価を参考にすれば、兵庫県の土地の価値の変化が分かります。
公示地価とは、毎年1月1日に各都道府県が発表する土地の基準的な価格で、不動産の売買や税金などに関係する重要な指標です。
兵庫県全域での土地の価値の平均は、2023年度の公示地価によると、1平方メートルあたり16万8,132円でした。
この値は、前年度と比べて0.99%高くなっており、関西地方の0.79%を上回る伸び率です。
さらに、関西圏では大阪府、京都府に続いて3番目に高い水準となっています。
また、全国平均(1平方メートルあたり20万5,078円)を下回っており、全国で6番目に高い土地の価値となっています。
過去10年間で見ると、兵庫県の土地の価値はほぼ右肩上がりに増加しています。
2014年には14万3,384円だった公示地価平均も、2018年には15万3,412円、2020年には16万5,721円、そして現在と土地の価値が高まっています。
兵庫県内で市区町村別に1平方メートルあたりの土地の価値を見ると、芦屋市が40万2,750円、神戸市が34万8,789円、西宮市が31万4,421円という高い数字を示しています。
これらの都市部に属する市は、兵庫県の平均の2倍近い土地の価値です。
神戸市では、中央区や東灘区や灘区などが高い土地の価値を持っています。
特に中央区は128万6,473円、東灘区は36万7,681円という数字で、神戸市の平均を大きく上回っています。
さらに詳しく地点別に土地の価値を見ると、兵庫県神戸市中央区三宮町1-7-5が最も高く、1平方メートルあたり645万円でした。
一方で、最も安かったのは兵庫県宍粟市波賀町野尻字向山363番12で、1平方メートルあたり36円でした。
また、前年度と比較して最も上昇率が高かったのは兵庫県尼崎市西向島町145番1で、17.42%増加しました。
逆に最も下落率が高かったのは兵庫県洲本市由良3-7-2で、5.76%減少しました。
このように、兵庫県の土地の価値は、中心部に位置する市区町村では高くなっていますが、中心部から離れた郊外や山間部などでは低くなっています。
兵庫県の土地価格に関するエリアごとの特徴
兵庫県の土地価格に関するエリアごとの分析を行います。
兵庫県は、南部の神戸市を中心とする都市部と、北部の豊岡市や養父市などを含む自然環境に恵まれた地域に大別できます。
それぞれのエリアでは、土地価格を左右する要素や特徴が異なります。
南部の都市部
南部の都市部では、神戸市や芦屋市、西宮市などが高額な土地価格を示しています。
これらのエリアは、近畿圏の大阪や京都などとの交通の便が良く、経済的な活動や人口の流入が活発です。
さらに、海に面しており、景色や気候も魅力的です。
特に神戸市は、国際色豊かな港町として有名であり、多彩な文化や歴史を持っています。
神戸市内では、中央区や東灘区などが高級住宅街として注目されています。
一方で、南部の都市部では、尼崎市や伊丹市などが相対的に安価な土地価格を示しています。
これらのエリアは、近年では、街の再生や整備の取り組みが進められ、住環境や利便性が向上しています。
また、大阪や神戸などの中心地への通勤や通学が容易であるという利点もあります。
北部の自然環境に恵まれた地域
北部の自然環境に恵まれた地域では、豊岡市や養父市などが低価格な土地価格を示しています。
これらのエリアは、山や海に囲まれた美しい自然景観を持っています。
また、日本海側に位置し、冬は大雪に見舞われます。
これらのエリアでは、農業や漁業などの第一次産業が主力であり、経済的な活動や人口の流出が低いです。
しかし、北部の自然環境に恵まれた地域では、観光資源や文化財も多くあります。
特に豊岡市は、「城崎温泉」や「但馬牛」、「コウノトリ但馬空港」などが有名であり、観光客や移住希望者を惹きつけています。
以上が、兵庫県の土地価格に関するエリアごとの分析です。
兵庫県は、南部と北部で土地価格と特色が大きく異なります。
それぞれのエリアには、魅力や課題があります。
兵庫県の土地に興味がある方は、自分の目的やニーズに応じて適切なエリアを選択することが重要です。
最後に兵庫県の土地に投資するメリットと注意点について見ていきましょう。
兵庫県の土地に投資するメリット
兵庫県の土地に投資するメリットは、主に以下の3つです。
需要の高さ
兵庫県は、人口や経済規模が日本でも上位に入る都道府県です。
特に南部の都市圏は、大阪や京都などの近畿圏と一体化した大都市圏を形成しています。
このため、住宅や商業、工業などの土地利用の需要が高く、土地価格も上昇傾向にあります。
また、北部の自然豊かなエリアでは、観光や農業などの土地利用の需要があります。
兵庫県の土地は、多様なニーズに応えることができます。
将来性の高さ
兵庫県は、今後もさらなる発展が期待される都道府県です。
特に南部の都市圏では、交通網やインフラの整備が進み、アクセスや利便性が向上しています。
また、神戸市では、医療やバイオなどの先端産業や国際交流が盛んであり、イノベーションや多文化性が高まっています。
一方で、北部の自然豊かなエリアでは、観光資源や文化遺産を活用した地域振興や移住促進が行われています。
兵庫県の土地は、今後も価値が高まることができます。
選択肢の多さ
兵庫県は、南部と北部で大きく異なる土地価格と特色を持っています。
これは、投資家にとって選択肢の多さを意味します。
自分の目的や予算に合わせて、高い収益性や安定性を求める南部の都市圏や、低いコストや高いポテンシャルを求める北部の自然豊かなエリアから選ぶことができます。
兵庫県の土地は、柔軟な投資戦略を立てることができます。
兵庫県の土地に投資する注意点
一方で、兵庫県の土地に投資する注意点は、主に以下の2つです。
リスクの高さ
兵庫県は、自然災害や経済変動などのリスクが高い都道府県です。
特に南部の都市圏では、阪神・淡路大震災や新型コロナウイルス感染症などの影響で、土地価格や需要が大きく変動する可能性があります。
また、北部の自然豊かなエリアでは、豪雪や地盤沈下などの影響で、土地利用や管理に困難が生じる可能性があります。
兵庫県の土地に投資する際は、リスク対策や分散投資を行うことが必要です。
知識と情報の不足
兵庫県は、南部と北部で大きく異なる土地価格と特色を持っています。
これは、投資家にとって知識と情報の不足を意味します。
自分が投資するエリアや物件について十分に調べることができないと、適切な判断や交渉ができない可能性があります。
また、兵庫県の土地市場は、地域や業種によって異なる動向や法規制があります。
兵庫県の土地に投資する際は、専門家や現地の人の意見や情報を参考にすることが重要です。
まとめ
今回は、兵庫県の土地価格の相場と市場の動向についてお話ししました。
兵庫県は、日本でも有数の人口と経済力を持ち、多様な土地利用とニーズがあります。
また、交通網やインフラの整備や、先端産業や観光資源などの魅力もあります。
これらの要素は、兵庫県の土地市場において、需要や価格を高める要因となっています。
一方で、高い土地価格や自然災害などのリスクもあります。
兵庫県の土地に投資する際は、自分の目的や予算に合ったエリアや物件を選び、立地条件や将来性なども重視することが大切です。
以上で、この記事は終わります。
『あの街マーケット』では、全国各地の土地価格や市場の動向をお届けしています。
ぜひ、次回もお楽しみに!
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