こんにちは、『あの街マーケット』の中島です。
今回は、大阪府の土地価格の相場と市場の動向についてお話ししたいと思います。
大阪府は、日本で2番目の大都市でです。
(人口で見ると2位は神奈川県で3位が大阪府です。)
そんな大阪府の土地価格は、どれくらいなのでしょうか?
また、大阪府の土地に投資するメリットや注意点は何でしょうか?
それでは、早速見ていきましょう!
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大阪府の土地価格の相場と推移
まずは、大阪府の土地価格の相場と推移について見ていきましょう。
ここでは、国土交通省が発表した2023年度の公示地価を参考にします。
公示地価とは、毎年1月1日時点で各都道府県が公示する標準的な土地価格です。
公示地価は、不動産取引や税金などに影響する重要な指標です。
2023年度の公示地価では、大阪府全体の平均的な土地価格は1平方メートルあたり31万8,991円でした。
これは、前年度より1.26%上昇しています。
また、全国平均(1平方メートルあたり24万3,154円)よりも高く、全国で2番目に高い土地価格です。
大阪府内では、市区町村別に見ると、最も高い土地価格は大阪府大阪市北区大深町4-20で、1平方メートルあたり2240万円でした。
これは、全国に見ても高額な土地価格です。
最も低い土地価格は大阪府岸和田市大沢町2059番で、1平方メートルあたり486円でした。
また、前年度比で最も上昇率が高かった市区町村は大阪府枚方市招提田近1丁目12番2で、15.79%上昇しました。
枚方市内には片町線と京阪本線の駅があるので、そこまでの距離が短くなるほど高価格の傾向になります。
一方で、最も下落率が高かった市区町村は泉南郡岬町多奈川谷川1847番3で、-6.21%下落しました。
これは、人口減少や過疎化などが影響していると思われます。
以上のように、大阪府の土地価格は、都心部や沿線沿いなどでは高く上昇していますが、郊外や山間部などでは低く下落しています。
このような差が生じる理由については、次の見出しで詳しく見ていきましょう。
大阪府の土地市場の特徴と魅力
次に、大阪府の土地市場の特徴と魅力について見ていきましょう。
大阪府の土地市場は、以下のような特徴があります。
- 高い人口密度と経済活動
- 多様な土地利用とニーズ
- 豊富な交通網とインフラ
- 万博やカジノなどの大型プロジェクト
それぞれについて詳しく見ていきます。
高い人口密度と経済活動
大阪府は、日本で3番目に人口が多く、約880万人が暮らしています。
また、人口密度は日本で2番目に高く、1平方キロメートルあたり約4600人が住んでいます。
このように、大阪府は非常に人口が集中しており、その結果、経済活動も盛んです。
実際、大阪府の名目GDPは約40兆円で、日本の全体の7.4%を占めています。
また、大阪府は、製造業や商業などの産業が多様で、多くの企業や店舗が集まっています。
このように、高い人口密度と経済活動は、大阪府の土地市場において、需要や価格を高める要因となっています。
多様な土地利用とニーズ
大阪府は、都心部から郊外部まで、さまざまな土地利用があります。
例えば、都心部では、オフィスや商業施設などのビジネス用途や、マンションやアパートなどの住宅用途が主流です。
一方で、郊外部では、一戸建てや農地などの住宅用途や、工場や倉庫などの産業用途が主流です。
また、大阪府は、歴史や文化も豊かで、古くからの寺院や神社などの文化財や、近代的な美術館や博物館などの文化施設もあります。
さらに、大阪府は、「食い倒れの街」としても有名で、たこ焼きやお好み焼きなどのB級グルメから高級レストランまで、さまざまな飲食店があります。
このように、多様な土地利用とニーズは、大阪府の土地市場において、需要や価格を分散する要因となっています。
豊富な交通網とインフラ
大阪府は、日本でも有数の交通網とインフラを持っています。
例えば、鉄道では、JRや私鉄や地下鉄などが多数走っており、大阪市内だけでなく近隣の京都や神戸などにも容易にアクセスできます。
また、空港では、関西国際空港や伊丹空港があり、国内外への移動も便利です。
さらに、道路では、名神高速道路や阪神高速道路などが整備されており、自動車での移動もスムーズです。
このように大阪府の土地市場において、豊富な交通網とインフラは、土地の利便性や魅力を高める要因となっています。
万博やカジノなどの大型プロジェクト
大阪府は、近年、万博やカジノなどの大型プロジェクトが進められています。
例えば、2025年4月13日~10月13日の期間には、此花区にある夢洲(ゆめしま)で国際博覧会(万博)が開催される予定です。
万博は、世界各国から153ヵ国が自らの文化や技術を紹介するイベントで、約6か月間にわたって多くの人々が訪れます。
万博に向けて、此花区をはじめ、周りのエリアも土地の開発や整備が進んでおり、土地価格も上昇しています。
また、此花区では2030年1月~6月頃に、大阪市にて日本初のカジノを含む統合型リゾート(IR)が開業する予定です。
統合型リゾート(IR)は、カジノだけでなく、ホテルやショッピングモール、展示場などの複合施設で、国内外から多くの観光客を惹きつけます。
統合型リゾート(IR)に向けて、大阪市では土地の取得や誘致が進んでおり、土地価格も上昇しています。
このように、万博やカジノなどの大型プロジェクトは、大阪府の土地市場において、需要や価格を高める要因となっています。
大阪府の土地に投資する際のポイント
最後に、大阪府の土地に投資する際のポイントについて見ていきましょう。
大阪府の土地に投資するメリットは、以下のようなものがあります。
大阪府の土地に投資するメリット
- 高い人口密度と経済活動による安定した需要
- 多様な土地利用とニーズによる幅広い選択肢
- 豊富な交通網とインフラによる高い利便性と魅力
- 万博やカジノなどの大型プロジェクトによる将来的な成長性
大阪府の土地に投資するデメリット
一方で、大阪府の土地に投資するデメリットは、以下のようなものがあります。
- 高い土地価格による高い初期費用
- 地震や台風などの自然災害によるリスク
- 都心部と郊外部の格差による価格差
- コロナ禍やオリンピック後などの不確実性
大阪府の土地に投資する際のポイント
以上を踏まえて、大阪府の土地に投資する際は、以下のようなポイントを考えると良いでしょう。
- 自分の目的や予算に合ったエリアや物件を選ぶ
- 土地価格や収益性だけでなく、立地条件や将来性も重視する
- 災害対策や管理費用などの維持費用も考慮する
- 市場動向や法律制度などを常にチェックする
まとめ
今回は、大阪府の土地価格の相場と市場の動向についてお話ししました。
大阪府は、日本でも有数の人口密度と経済活動を持ち、多様な土地利用とニーズがあります。
また、豊富な交通網とインフラや、万博やカジノなどの大型プロジェクトもあります。
これらの要素は、大阪府の土地市場において、需要や価格を高める要因となっています。
一方で、高い土地価格や自然災害などのリスクもあります。
大阪府の土地に投資する際は、自分の目的や予算に合ったエリアや物件を選び、立地条件や将来性なども重視することが大切です。
以上で、この記事は終わります。
『あの街マーケット』では、全国各地の土地価格や市場の動向をお届けしています。
次回もお楽しみに!